天沢退二郎詩集(現代詩文庫11)
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■著者
天沢退二郎
■抜粋
岩田宏は片桐ユズルの著書を批評しながら「詩を日常にできるだけ接近させ、山のあなたに追放されていた詩の名誉回復をはかる、というのが片桐ユズルの主張で、こういう傾向は現在のわたしたちの詩の状況にあっては、いくら強調してもしすぎるということはないだろう」と書いているが、この日常との接近という現象は、詩の本質に根差した現代詩の趨勢といっていい。しかしながら、正確にいえば、詩は日常に「接近」することはありえない。そうではなくて詩は日常に近づきそれに触れあうより早く、その日常を通り越してしまう。詩が日常をとらえるのは、その非日常性、もしくは日常性的本質においてにほかならない。
詩がつくりだす世界=詩的現実は、日常的現実の向う側にオーバー・ランして「すべて」に対して開かれる非日常的日常の原形質性空間であり、ぼくらの詩がかち得るはずの力は、そのつくりだした非現実的空間の深さ、その深さがもつオニリックな力学構造の反動力、それにぼくらが与えることのできる秩序の質にかかっている。(p.92)
■状態:【A】良好
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【S】未使用に近い
新品同様、またはそれに近い非常に良好な状態です。
目立つ傷み・汚れ・書き込みは確認されません。
【A】良好
わずかな使用感や軽微な経年変化(ごく軽いヤケ・スレなど)は見られる場合がありますが、全体として非常にきれいな状態です。通読には全く問題ありません。
【B】並上
一般的な中古本として良好な状態です。
カバーや本体に多少のスレ・ヤケ・小さな汚れなどが見られる場合がありますが、本文の通読には支障ありません。
【C】並
中古本として標準的な状態です。
ヤケ・シミ・スレ・小折れ・軽微な書き込み等が見られる場合がありますが、通読には問題のない範囲です。
【D】やや難あり
目立つ使用感があります。
ヤケ・シミ・折れ・書き込み・カバー傷みなどが比較的多く見られる場合があります。読むこと自体は可能ですが、状態を重視される方はご注意ください。
【E】難あり
強い使用感または傷みがあります。
書き込み、強いヤケ、破れ、ページ傷みなどが含まれる場合があります。資料用・読書用としてのご理解の上でご検討ください。
