
検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?|小野寺拓也、田野大輔
¥500 税込
SOLD OUT
別途送料がかかります。送料を確認する
¥3,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
■著者
小野寺拓也、田野大輔
■内容
「ナチスは良いこともした」という言説は、国内外で定期的に議論の的になり続けている。アウトバーンを建設した、失業率を低下させた、福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ、ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証。歴史修正主義が影響力を持つなか、多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える。
■目次
はじめに
第一章 ナチズムとは?
第二章 ヒトラーはいかにして権力を握ったのか?
第三章 ドイツ人は熱狂的にナチ体制を支持していたのか?
第四章 経済回復はナチスのおかげ?
第五章 ナチスは労働者の味方だったのか?
第六章 手厚い家族支援?
第七章 先進的な環境保護政策?
第八章 健康帝国ナチス?
おわりに
ブックガイド
■抜粋
「ナチスは良いこともした」と主張される場合、そこではしばしば、その政策なり技術なりがナチスによる「発明」なのであり、「人類への功績」にほかならない、というメッセージが含意されている。ある本では、次のような主張もなされている。「ナチス時代のドイツは、世界を変えるような発明、発見をいくつも行っている。しかし、その功績は非常に軽く扱われていたり、黙殺されていることが多い」。だがよく考えれば、何かがナチスによる「発明、発見」であることと、それが「良いこと」であるかどうかはまったく別の問題のはずである。「オリジナル」であることは、「良い」という価値判断を一切保証しない。(p.41)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥500 税込
SOLD OUT