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ラテンアメリカ五〇〇年|清水透

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■著者
清水透

■内容
ヨーロッパによる「発見」から約500年にわたるラテンアメリカの歴史を,独自の視点から鮮やかに描く講義録
ヨーロッパによる「発見」から約500年にわたるラテンアメリカの歴史を,独自の視点から鮮やかに描く講義録

ヨーロッパによる「発見」以来,約500年にわたるラテンアメリカの歴史は,私たちに何を問いかけるのか.征服,植民地化,独立闘争,アメリカの「裏庭化」……,さながら「近代」そのものを象徴する歴史過程の中で,人々はいかに生きてきたのか.メキシコを主なフィールドとし,長年にわたり「発見」される側に寄り添う視点から考察を重ねてきた著者が,既成の歴史観に根底的な問い直しを促す講義録。

■目次
はじめに 歴史は何のため? 誰のため?

第1話 インディオ世界との出逢い
第2話 「ラテンアメリカ」、そして三つの「場」
第3話 「自然空間」としての「新大陸」
第4話 「野蛮」の捏造と「野蛮」への恐怖
第5話 植民地の秩序形成
第6話 精神的征服
第7話 抵抗の二つのかたち
第8話 もうひとつの抵抗のかたち
第9話 「近代」の実験場アメリカ大陸

第10話 独立と白色国民国家構想
第11話 野蛮の清算、そして白色化
第12話 近代化のなかの先住民社会
第13話 白い資本と村
第14話 軍事独裁と裏庭化
第15話 メキシコ革命と自分探し
第16話 大弾圧の時代から民主化へ
第17話 液状化の今
おわりに 五〇〇年の歴史に何をみるか

■引用
「これまでの十七話をつうじて僕は、「発見」以来現代にいたるラテンアメリカ五〇〇年の歴史を、僕なりの関心にそってまとめてみました。「発見」を起点として、植民地化の過程で見えてきた問題のひとつは、征服国、征服者、植民者にとって、「新大陸」とはまず「幻想領域」であり、それを自己の領域として確保し自由に活用できる場として認識されていたことでした。そのもとで、植民地という空間もそこに住む人々も、「文明」が必要する限りにおいて徹底的に利用され、必要がなくなれば放置される空間であり、人間も空間も「文明」にとっての「自然」の一部でありました。アメリカ大陸はこうした「文明」による「他者」支配の格好の実験の場であり、その実験の成果がその後欧米諸国によって生かされてゆくことも、すでに述べたとおりです」(p.317)

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