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文化人類学(ブックガイドシリーズ 基本の30冊)|松村圭一郎

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■著者
松村圭一郎

■内容
時代と人々の生き様を一色に染め上げる支配的な潮流との「闘争」の歴史であり、「いま」を覆っている考え方や社会制度に対し、非西洋の研究を通して、別の可能な世界の姿がありうることを提示してきた「人類学」の「熱」を伝える30冊。

■目次
第1部 人類学の確立
モーガン『古代社会』
フレイザー『初版 金枝篇』
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』
モース『贈与論』
ベネディクト『文化の型』
ミード『サモアの思春期』

第2部 人類学理論の深化
ファース『価値と組織化』
レヴィ=ストロース『野生の思考』
ダグラス『汚穢と禁忌』
サーリンズ『石器時代の経済学』
ベイトソン『精神の生態学』
ブルデュ『実践感覚』
ゴドリエ『観念と物質』

第3部 民族誌の名作
エヴァンズ=プリチャード『アザンデ人の世界』
リーチ『高地ビルマの政治体系』
ルイス『貧困の文化』
ターンブル『ブリンジ・ヌガク』
ギアツ『ヌガラ』
スミス、ウィスウェル『須恵村の女たち』

第4部 批判と実験の時代
クラパンザーノ『精霊と結婚した男』
フェルド『鳥になった少年』
マーカス、フィッシャー『文化批判としての人類学』
クリフォード、マーカス編『文化を書く』
ロサルド『文化と真実』
 
第5部 新世紀の人類学へ
ラトゥール『虚構の近代』
レイヴ、ウェンガー『状況に埋め込まれた学習』
ラビノー『PCRの誕生』
アパデュライ『さまよえる近代』
アサド『世俗の形成』
グレーバー『価値の人類学理論に向けて』

■引用
「グレーバーにとって、人類学とアナーキズムは切り離すことのできないものだった。両親の本棚にあった資本主義とは異なる世界についての本に囲まれて育った彼は、大学に入り、人類学の道に進むこと、そしてアナーキストたることを決意する。人類学は、人間性についての多くの通念が真実ではないことを示してきた。アメリカ人は国家と警察がなくなれば、人びとが殺戮しあうと信じている。しかし、国家なき社会の無数の事例を提供してきた人類学は、それが自明ではないと証明している。それは、彼が1989年から91年まで調査していたマダガスカルでの経験でもあった。彼が滞在していた小さな町では、地方政府が実質的に機能停止し、周囲の地方では性が完全に消失していた。しかし、彼がそのことに気づいたのは、町に住みはじめて6ヵ月後だった。誰も税金を払わず、警官の姿を見せなくなっていた。それでも、人びとは変わらない生活をつづけ、問題が起きるとコミュニティが話し合って解決していた」(p.220)

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